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俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
双子 風 出会い1
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えっと、これは何年前の話かな?僕達がまだ僕達と家族以外人間じゃないと思ってた時期なんだよねえ。
まあ、要するに鬱兄と連にあった時の話だよ。
今日は拓兄の友達が家に来るらしい。その弟さんも僕達と同い年だから来るらしい。
「ねえ空、今度はどんなことする?」
「どんなことしようか?」
「「ふふ、楽しみだねえ?」」
ホント今思えば馬鹿なことをしてたよ。僕も空もさ…。
空とイタズラを考えていたらインターホンがなった。
「来たね。」
「そうだね。」
拓兄が急いで玄関まで行って迎えに行った。拓兄、凄い笑顔だったこと今でも覚えてる。
「さあ、散らかってるけど入って入って〜!」
拓兄がお客さんを連れて部屋に入ってきた。
「…お邪魔します。」
一目見た瞬間から僕達はさとった。この人は今までの奴等とは違うってことに…。
「連、挨拶。」
「……。」
「連?」
「……おじゃま、します。」
「ふふ、イイ子。」
連と呼ばれた比較的色素の薄い男の子が、拓兄の友達らしい黒髪の男の子に頭を撫でられていた。
いいなあ。僕もあの人に撫でられたいかも。
「じゃあ紹介するわあ。向かって左が双子の兄、空。右が弟の風。」
「「ふふ。初めましてえ〜‼︎」」
「そいで、こっちの黒いのが鬱夜、茶色いのが弟の連。」
「「……よろしく。」」
多分、空も気付いてるとは思うけど、連くんの目がさっきから鋭い目付きになってる。なんというか、肉食獣見たいな、隙のない目付き。
でも、おかけでわかった。連くんも僕達と同じ周りのものを人間と思ってない部類の”人”だ。僕達と同じだから人間だ。
そんなこんなで、特に大きなイベントはなく僕達は出会ったんだよ。
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