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暗い部屋のベッドの中。
そっと自らの下半身に手を伸ばす。
そろそろと触れたソコは、自分でも驚くほどに既に硬さを持っていた。
本宮くんから、名前を呼んでもらっただけなのに。
そう思うと、またあの声が耳に甦ってしまう。
“将吾さん”
“おやすみなさい”
ほんの少し触れただけで、僕のモノは先端から蜜を溢れさせた。
「…ん…っ!」
もしもこの手が、彼のものだったら。
もしもこの声が、本当に耳元に囁かれたものだったら。
そう思うと、軽く手を動かしただけで、僕のモノはあっという間に追い詰められる。
「本宮…く…っ」
彼の名前を呼べば、またあの声が甦る。
“将吾さん”
あ、ダメだ…もう……!
「んっ…! イク…っ!」
自分でも呆れるほどに早々と達してしまい、自嘲の笑みを漏らす。
やっぱり、僕って汚いみたい。
せっかく本宮くんが、“会いたい”って言ってくれたのに。
せっかく本宮くんが、“嫌いじゃない”って言ってくれたのに。
それでも、この前ほどには落ち込まなくて済んだのは、彼が僕の恋愛感情を知っても微笑んでくれたから。
まだ少し時間はかかりそうだけど、いつかこの思いを昇華できた時に、彼の友人として隣で笑っていられたら…そう思った。
やがて、自慰の後特有のダルさが全身を襲う。
一週間いろいろと悩んだ疲れもあったのだろう。
僕はいつの間にか眠りに落ちていた。
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