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本宮くんから与えられる愛撫に翻弄される。
自身のはしたない反応に羞恥はあるものの、本宮くんも欲に濡れた瞳で僕を見つめてくれているから、素直に歓びも覚える。
彼の汗ばんだ手が素肌に触れたときには、既に身体の中心に熱が集まってきていた。
自分と同じ――いや、勿論本宮くんの方が格段に男らしいが――男に組み敷かれるのにも、少しずつ抵抗は無くなってきた。
勿論、恥ずかしさは拭いきれないけれど。
今日は、できれば最後まで彼を受け入れたい。
本宮くんがいつも僕のために我慢してくれているのも分かっているし、僕自身、彼と繋がりたいという欲求が高まっている。
怖さが無くなったと言えば嘘になるが、初めての時のような恐怖はもうない。
だからと言って、自分からねだるような勇気は無いのだけれど。
本宮くんからの愛撫が、どんどん濃厚なモノになる。
胸を啄まれると、そこはジンジンと熱を持って。
もっともっと激しくしてもらいたかったけれど、やはり僕にはそれを伝える勇気は持てなかった。
胸から離れた唇に少し寂しさを覚えたが、そんなのはあっという間に忘れて、内腿を嘗める彼の舌にビクビクと身体が跳ねる。
恥ずかしい、気持ちいい、もっとして欲しい、もっと激しく。
そんな僕のはしたない欲求が、彼に届いてしまったのだろうか。
本宮くんの唇が、徐々に僕の中心に近付く。
そして次の瞬間。
「だめ!そんなとこ、汚い!」
本宮くんの舌が、僕の濡れた先端を捕らえた。
いたたまれなさに涙声で抵抗する。
彼がそこまで僕を求めてくれるのは嬉しいが、同じ男のモノを口にさせてしまうなんて、どうしていいか分からずに混乱する。
恥ずかしさのあまり、両手で本宮くんの頭を押しやり、上半身を起こして逃げを試みる。
が、本宮くんも簡単には譲ってくれない。
「逃げないで?」
一見優しいのに、有無を言わさぬ口調でそう言うと、僕の腰を掴んで引き戻す。
「…でも…!」
尚も抵抗を試みるが、本宮くんはそんなことは無視して、僕のソレを口内にくわえこんだ。
「……!」
自分でも、身体がビクリと震えるのが分かる。
羞恥と快感に溢れだしそうになる声を必死で堪えるが、声にならない音が漏れる。
始めはゆっくりと優しく本宮くんの口内に包まれていたソコは、やがてねっとりと絡み付くように強く吸い上げられる。
「んっ…ぅんっ…!」
あまりの快感に堪える術もなく、はしたない喘ぎ声が出てしまった。
男なのにこんな声、情けなさに涙が滲む。
気持ち悪がられたら、どうしよう。
唇を噛み締めて声を我慢すると、本宮くんが少しだけ顔を上げた。
「将吾さん、我慢しないでください。
もっと聞かせて?
将吾さんが気持ちよくなってくれるの、嬉しいから」
甘く低く掠れた声で、しかも僕のソレから口を完全には離さないままに告げる。
下腹には本宮くんの息がかかり、耳には媚薬のような声が響く。
もうどうにでもなれと、堪えることを諦める。
「んぁっ…本宮くっ…、気持ちイイ…。
どうしよ…、ワケわかんない…」
思ったまま、いや、考える前に口をついて出た言葉は、とても恥ずかしいものだったけれど、今の僕にはもう止められなくて。
「将吾さん、もっと気持ちよくなりましょうね」
そんな台詞に、意味も理解できないまま本宮くんの頭を引き寄せる。
「うん、気持ちよくして…?」
素直にそうねだると、本宮くんの口淫はぐちゅぐちゅと激しさを増して、ローションにぬめった指が、僕の後孔に触れた。
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