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本宮くんが、身を屈めてキスをくれる。
下腹部の圧迫感が増して少し苦しいが、それよりも幸福が勝る。
まだ、中だけで気持ちよくはなれそうにもないけれど、せめて本宮くんには気持ちよくなってほしくて。
「本宮くん…平気だから、動いて…?」
キスの合間に告げる。
「まだ、キツいでしょ?」
本宮くんだって我慢してるだろうに、彼はどこまでも僕を思いやってくれる。
「少し…。
でも、もっと本宮くんのこと感じてたい…」
正気だったら、絶対に言えない。
けれど、彼と一つになれた僕は、とにかく嬉しくて。
ポロリと漏れた言葉に、僕の中に埋まる本宮くんのモノがビクンと質量を増す。
「ゃぁっ…!」
「将吾さん、今のはズルいです。
煽ったのは将吾さんですからね」
そんなこと言われても、煽ったつもりはなかったのだけれど。
彼のスイッチは、もう入ってしまったらしい。
グイッと脚を抱えられ、腰を引き寄せられて。
「ゃっ…待って…!」
制止の声は、深い口付けに阻まれた。
「ごめんなさい、もう待てない」
言い終わるか終わらないかの内に、腰が打ち付けられる。
「ん゙っ…ぁあ゙っ!」
体内を激しく突き上げられて、後孔が摩擦で熱い。
ローションの滑りを借りて、ソコはぢゅぼぢゅぼと粘着質な音を立てる。
本宮くんの舌が僕の口内を器用に舐め尽くして、長い指が苦しさに頭を垂れていたペニスをしごく。
前立腺を突かれ、亀頭をぐりぐりと刺激されて、言い様のない快感にひたすら悶えた。
「将吾さん、ごめん、限界…」
慣れない行為に、なかなか射精まで辿り着けない僕に対して、本宮くんのモノはビクビクと大きく硬く張り詰めている。
身体を起こした本宮くんが、両手で僕の腰を掴んで、腰を激しく打ち付けてきた。
「ぅ゙う…ぐっ…!」
奥を突かれて、下腹の不快感がよみがえる。
けれども、やめてほしいとは微塵も感じなかった。
「ごめん、イキそう…」
「うん…」
本宮くんからの訴えに、なんとか頷く。
彼が僕の身体に欲情してくれた事実が、痛みと苦しみを和らげる。
シーツを握り締めて、その衝撃に耐える。
やがて、一際強く腰を打ち付けると、小さく息を詰めて、本宮くんがゴム越しに僕の中で果てた。
「将吾さん、ごめんね、無理させて…」
情けなく眉を下げて、本宮くんが優しくキスをくれる。
「ううん、本宮くんと出来て、嬉しかった」
軋む身体を堪えて、ギュッと抱きつく。
全身で感じる温もりが、心地よい。
「後ろはキツいだろうから、こっちで一緒に気持ちよくなりましょう?」
そういって、本宮くんが二人のモノを擦り合わせる。
イッたばかりなのに、本宮くんのソレは既に硬くて。
先程の衝撃に硬さを無くしていた僕のモノも、すぐに快感に熱を持つ。
快楽に溺れて二人で同時に絶頂を迎えて。
激しい快感に不慣れな僕は、心地よい倦怠感に襲われていつの間にか眠りに堕ちていた。
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