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昼下がり
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付き合ってちょっと経ってから。
ただのエロい話。
――――――――――――――――――――
「将吾さん、おはようございます」
蕩けそうに甘い声に、ぼんやりと意識が覚醒していく。
ゆっくりとまぶたを開ければ、これ以上ないくらいに幸せそうな本宮くんの微笑みがあった。
「おはよ」
軋む腰を庇いながら身体を横に向けると、チュッと軽いキスをされた。
未だ慣れないこの甘い空間に、頬を染めて彼の胸元に顔を埋める。
「大丈夫ですか?」
そっと腰を支えてくれる本宮くんの行為が、心を擽る。
「うん、平気、ありがと。
今、何時?」
ふと気付くと、カーテンの隙間から差し込む陽射しは、とても朝とは思えない。
「もうすぐお昼です。
昨日無理させちゃいましたね、ごめんなさい。
お腹空きません?
何か食べられそうですか?」
確かに昨日は遅くまで、その、イロイロと…、起きてたけれど、思いの外寝過ごしていたようで、ビックリした。
「ごめん、もしかして、ご飯食べないで待っててくれた?」
きっと本宮くんは一人先に食べたりしていないだろう。
案の定、返ってきた答えは肯定だった。
「一人で食べてもつまんないから。
シャワー浴びて来られます?
その間にご飯作っておきますから」
優しく抱き起こされて、キュッと抱擁される。
シャワーのコックを捻り、熱めのお湯を頭からかぶる。
ふっと息を吐いて、後孔に手を伸ばした。
本宮くんはちゃんとゴムを使ってくれるし、終わったら拭き取ってくれるけど、やっぱりローションの名残が少しは残っていて。
掻き出さないといけないほどではないが、行為の後はいつも軽くそこを洗う。
この瞬間は、いつまで経ってもいたたまれない。
26年も男として生きてきて、こんな場所を性交に使うことになるなんて、ついこの間までは想像もしていなかった。
本宮くんに抱かれること自体には抵抗はないんだけど、自分の孔に自分で触れるのは、どうにも抵抗感が拭えない。
違和感に堪えてシャワーを終えると、ちょうど本宮くんがパスタを盛り付けるところだった。
「将吾さん、大丈夫?」
本宮くんが、僕の肩からタオルを取って、生乾きの髪を拭き取ってくれながら、問い掛ける。
「大丈夫」
そうは言いつつも、何となく甘えたい気分になって、彼の背中に手を回す。
「負担かけてごめんね」
ギュッと抱きすくめられて、愛しさとも切なさともつかない感情が僕を包む。
「そんなこと、ないよ。
本宮くん、優しいもん」
そうは言っても、僕の強がりなんてお見通しなんだろう。
「将吾さん、こっち来て?」
そう言って、パスタの用意されたローテーブルの前に胡座をかく本宮くん。
腕を引かれて膝の上に座ると、横抱きにされた。
「重くない?」
「平気。
冷める前に食べちゃいましょ?」
そう言って、甲斐甲斐しく僕の世話を焼いてくれる。
食べてる間は、ずっと本宮くんに横抱きにされてて。
食べ終わってからはソファに座った本宮くんに跨がるように、向かい合わせに座らされた。
「しょーごさんっ」
チュッチュッと顔から首からそこらじゅうにキスされる。
なんかもう、さっき感じたいたたまれなさなんて、どうでもよくなってくる。
昨夜散々拓かされた後孔が、キュンと疼いて。
「本宮くん…?」
少しでも本宮くんとくっつきたくて、ギュッと抱き付いて名前を呼ぶ。
「将吾さん、それズルい」
グッと腰を引き寄せられると、僕の下で本宮くんのモノが硬く熱くなってた。
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