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突然の行為 ※閲覧注意
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あの後、君は直ぐに横になって眠りにつく。俺は、ティッシュを手に取って君のカラダと俺の体に付いたものを拭き取り、下着を履いた。もちろん、梅村君にも着せてから、俺は彼の横に寝転んだ。
すやすやと気持ちよさそうに寝息を立てる君。さっきの君は、いきなりどうしたのだろうか。なんか、普段とは違った雰囲気だった。いつもは穏やかで優しい雰囲気なのに、さっきの君は寂しい顔をしていた。またそれが、妙に艷やかで。
でも俺はあんな顔をしながら、して欲しくない。
すぐ横の、なめらかな肌をした頬を右手の甲でするりと撫でる。ぴくりと動く表情。だが、すぐにもとの気持ちよさそうな寝顔に戻り、俺はひと安心する。
「透、おやすみ。」
月明かりにうっすらと光る君を見つめて、俺は目を閉じた。
「ん……」
何だろう、この感覚は。
下半身に感じる違和感に、意識が戻る。ゆっくりと目を開けて、横にいる君を見ればそこにはいなくて。すぐに上半身を起こしてみれば、君が俺の下半身に顔を埋めていた。
俺はその光景があまりにも衝撃的すぎて、固まってしまう。
「う、梅村くん?」
顔を埋めている梅村君はこちらを見ようとしない。何かに取り付かれたように夢中で俺のものをしゃぶっていた。俺も、男な訳で、反応してしまうそれ。
「梅村君。」
もう一度、声を振り絞って君の名を呼ぶ。しかし、未だにこっちを見ようとしてくれない。
「ねえ、どうしたの?!」
ずっとしゃぶり続ける君が怖くなって、君の頭を上へと押しやりながら言う。
「やめて!」
すると、ピタリと行為がやんだ。漸く俺の声が届いたようだった。
「透?」
わなわなと震え始める君。どうしたのだろうか。
「透?」
今度は俺の片足をがっしりと抱きかかえ始めた。
「やだ、やだ……」
か弱い声で何度もそう言う君。
「何が? 何が嫌なの?」
「離れて、行かないで。」
「え?」
「大人しく、言うこと聞くから。だから、離れていかないで?」
「ちょっ透? 俺は離れていかないよ。どうしたの、寝ぼけてるの?」
ずっと震えている君。この状況がよく分からない。だが、何かに怯えているのは一目瞭然だった。俺は君を優しく足から離して、抱きしめた。
「透、俺はここにいる。怖がらなくていいよ。」
背中を優しくさすってあげれば、震えが止んでいく。
「ごめんね。」
落ち着きを取り戻した君が、俺にそう言った。
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