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雪の降る日に 2
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「大丈夫か!?しっかりしろ!」
岩泉一が、何か言っている
「や……だ。こわい……こ、わい。ここ……どこ」
「何、言って…?」
「寒い。寒い。寒い。…………痛い。……痛い。
「ここは、俺の家だ」
何言ってるか、わらかない。
「っ、はぁっ、ハ、やだ…………やだ。俺は、……独り…………」
ぎゅっ
俺は抱き締められているのか?
「やだ………離して」
ぎゅぅ
「じっとしてろ」
力強い……
「…う、あ」
「落ち着いたか?」
「あぅ、う」
「よく聞け。お前は、今、独りじゃない。」
「…っ、うん」
「ここから帰って独りになるなら、ここにいろ」
「うん」
「俺は、お前を独りにしない」
「うっ…ん」
「泣きたいなら、今泣いてしまえ」
何かが溢れてくる
「あぅ…うっ、うぅぅ……あり、がとう…いわいずみ、はじめ……」
「一でいい」
「はじめ、ちゃん」
「なんだ」
「うぁぁ……」
俺は何でかわからないけど、声をあげて泣いた
「落ち着いたな」
「ごめん…はじめちゃん」
「いいよ。これから、よろしくな。徹」
「よろしく、お願いします」
end
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