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良太郎
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「なんで」
「だってリュウくんが構ってくれない」
今日は、部活が遅くなって家に帰るのも遅くなった。
俺の弟、良太郎(リョウタロウ)が家で待っているだろうと思って急いで帰った。
俺の家はお父さんとお母さんが居なく、弟の良太郎と2人暮らしだ。
お父さんとお母さんが居ないのもあり、他の家庭の兄弟より少し距離が近かった。
その為良太郎が中学2年生の頃俺に好きだと言ってくれて“兄弟”を越え、“恋人”になった。
勿論家族として、そして恋人としてでも大切だった。
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