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本音
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あれから2時間が過ぎ、俺もようやく落ち着いて良太郎も俺の部屋で転んで漫画を読んでいる。
“浮気”は、今回を合わせてもう何回目だろう。
本当は今回の1回だけじゃない、もっとだ。
もっとしてるし、俺は何回も傷つけられた。
俺が浮気を嫌うのを分かってて良太郎は浮気する。
きっと俺が構ってあげられないからだけど……。
「そろそろ晩御飯作るね」
俺はそう言ってキッチンへ向かう。
キッチンで良太郎の好きなハンバーグを作っていると急に後ろから良太郎が抱きついてきた。
「どうしたの?」
「料理はいいから構って」
「良太郎の大好きなハンバーグだよ?」
「…………」
「もうできるから、出来て食べ終わったら構うよ」
「ハンバーグなんて……」
「ん?」
「ハンバーグなんて昔でしょ……。僕もう子供じゃないよ…」
そう言って良太郎は俺の唇に自分の唇を重ねた。
突然の出来事で何が何だかよくわからなかった。
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