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lastday.
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俺はいったい何度繰り返しただろう
毒で、生き返っては死に、生き返っては死んだ
なんのためにここにいるのかも、なぜ触手に嬲られているのかもわからない
ただ、俺は世界を守るために戦っていたはず…なのに…
わからないまま、 嬲られつづけ、殺され続けてる
ただ、それだけじゃない
何か、大事なものが捨てられていく気がする
何なんだろう、これは…
目を閉じると浮かんでくる、優しい目をした大柄な男性
誰かも、なぜなのかもわからないけど、すごく心が落ち着く
何度も何度もイかされ殺されたなかでの、俺の希望になっていた
でも…そいつが見えるのは一瞬で、また触手が与える快感に、頭がとろかされる
「…」
壊れてる
壊れてく
快感に頭が慣れすぎた
このまま…消えていくのだろうか…
世界を守れない勇者に存在価値はない
だから…消えていくのだろう
また生き返って…死んで…すべて壊されて…
諦めるしかない
瞳を閉じたその時だった
まぶたの裏にあの男が現れた
優しい目が…怖いぐらいまっすぐ俺を貫いて、その大きな手は俺の首を絞めた
苦しくて…でも、不思議と心は落ち着いていた
何故?
わからないけど…俺は…こいつになら…殺されていい…?
もうずっと体の意のままだったから、一回ぐらい…心に従おう
俺は彼に身を任せた
そのまま、意識が戻ることは、なかった
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