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芹沢光輝っていう人間。by鏡夜【7月31日】
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鏡夜side
お互いが、お互いを避けてて
目も合わせてないし当然、喋ってもない
今はこれが一番なんだろうけど。
さっき光輝からメールきて
〝部活終わるころに鏡夜の学校行くな!!〟
って・・・・
そろそろ部活終わるし・・・・
『藍川先輩、約束あるんで
先上がります。
・・・・お疲れ様でした。』
「おーお疲れ。
約束なら仕方ねーな。
気を付けて帰れよ。」
「・・・・・約束・・誰と・・・・?⦅ボソッ」
海斗の声が聞こえたけど。
俺は無視して。
『はい。』
今更なんだって言うんだよ。
もうお前には関係ないだろ
そのまま着替えずに荷物を持って
校門に向かった。
『光輝!!』
「やっほ~!
さっそくだけど場所かえようぜ。」
『おう。』
——————————————
ファミレス・・・・
「昨日は俺が話したからな、
今日は・・・」
俺の番だろ。
『わかってる。
俺、身に覚えがないんだよな・・・
気づいたら別れよって言われてたし』
「なんだそりゃ・・・。
・・・・・・なぁ、その時の会話は?」
会話・・・確か。
『アイツが急に、昼俺の事見なかった?
的なこと言ってきて。
俺が、知らないって言って、
声かけてくれりゃよかったのにって・・・・
それで・・・・』
「あーなんとなく分かったかも、
お前女子にモテるだろ。」
女子・・・まぁ
『多分人並みには。』
それがなんだって・・
「それ、多分嫉妬だろうな。
例えばだぜ?
お前の付き合ってる子が
女子に囲まれていて
お前が横通っても気づかれずに
無視されたらどう思う?」
そりゃ
『・・・空き教室にでも引きずり込んで襲う。』
「・・・ほら。
・・・・湊と一緒だ。
俺、似たようなこと湊に聞いたことあるんだ。
そしたら、鏡夜と全く同じこと言った
その時俺は・・・・・
・・体だけのかんけぃ、なのかな・・って。
それでっ、喧嘩になって・・・・・
その時は仲直りできたんだけど、
今回は・・もうダメなのかもしれない。
連絡も、電話も一切ないし。
学校の学科が違うから会えないし。
ごめんな、鏡夜。
俺の話ばっか・・・・っ」
光輝・・・・
『お前の彼氏、湊だっけ?
そいつのメアドか番号教えてくんね?
話してみてーし。
ダメか?』
良いわけねーよな。
一応個人情報だし
「いい、けど。
お前んとこのも教えろよ。」
良いのかよ・・・
海斗の・・・か
『・・ん。』
ピロリ~ン♪
「今日はありがとな。
結局は俺の話になっちゃったけど・・・・w
そうだ! アヤ今どうしてる?」
あー和泉か。
『元気にしてるよ
まぁ、いろいろあったけどな。
今、家にいるはずだから行ってこいよ。
ここからそんなに離れてないしさ。』
歩いてでも10分弱ぐらいだろ。
「じゃあいこっかな。
今日はありがとな。
また今度お互い仲直りしたら
Wデートしような!!」
Wデートって・・
『おう、またな。』
*
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