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何で・・・【8月3日】
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結局、次の日の夜になっても蓮翔は来てくれなくて・・・
いつも来れないときは連絡くれるのにそれもなくて・・・
『俺、何やってんだろ・・・
あんな馬鹿みたいなこと言って。
正直に言えばよかったなんて
後で後悔しても遅いって
この間湊に言われたばっかなのにな・・・』
俺が悩んだときとか相談聞いてもらえるの
蓮翔だけだった。
前は、それが嬉しくて
ちょっとの事でも相談乗ってもらってったっけ・・・
蓮翔が隣にいるのが当たり前になってたから・・・
なにがあっても、
もう俺から離れて行かないと思ってたから・・・
バカだな、本当に・・・
離れて行かないなんて、
そんなんあるわけないのに・・・
何時が絶対その時が来るし・・・
それは、今日とか明日とか・・何年先、何十年先かもしれないけど・・・
陽向のせいにして・・・
ちょっとの間母さんたちに預けて面倒見てもらって
蓮翔と一緒にいたらいいのに・・・
『ごめん、陽向・・・蓮翔も・・・』
「なんで謝ってんの」
『蓮翔・・・』
何でいんの?
「聞いてる?
なんで謝ってんの?」
何でって・・・
自分でいっといてわかんないわけ??
『はぁ、正直に思った事伝えないから後悔するんだよな・・・
蓮翔・・・俺忙しいからあんまりゆっくり話したりできないけど
いつも、ありがと。
ごめんね、さいきんずっとこの調子だから・・・・
今度、どっか行こ?』
「・・・」
あれ?無反応?
『蓮翔?』
「あぁ、なんかごめんな。
俺のわがままでさ・・・
これでもわかってるつもりなんだけど・・・
俺、昨日綾音と会わなかったろ?
そんでさ・・・今更だけど・・・俺、お前がいねぇとダメだな。
一昨日言われて気づいた。
お前にばっかまかせっきりだったって。
昼は、まぁ学校あるから無理だけど・・・
学校から帰ってきたらできるだけの事はするから
俺に頼れ、な?」
『うん・・・・あのさ。』
「あ、あと陽向がもうちょい大きくなったら
一緒に俺の家で暮らさね?」
・・・?
『良いの?
ダメなのかなって思ってたんだけど・・・』
「いっつも俺の家きてた奴が何言ってんだか・・・」
そうだけど・・・
『じゃあさ、来年の陽向の誕生日にする。』
「おう」
*
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