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痛み止め〖30分後〗
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―—————————————
『・・・んっ、く。はぁ・・・・ねみぃ。』
コンコンコン
「高尾くん、ちょっといいかな?」
滝原さん?
『はい。』
「芹沢君の事なんだけど、
多分出産のときにどこか切り傷ができてると思うんだけど・・・
・・・だから、痛み止め。
もし痛がったらそれ飲ませて俺呼んでくれる?」
『あ、はい。』
「じゃ、よろしく。」
『ありがとうございます。』
切り傷って・・・アレ、ちょっとの傷でも地味にいてぇじゃん・・・。
てか、俺が寝てから30分か・・・意外と寝てたな・・。
光輝、全然かわんねーな
コイツも中学に比べたら大人っぽくなってんだろうけど。
―——————————————
「~~ぅっっぃった」
起きたか・・・薬くすり・・
『光輝、ほら痛み止め。』
「ぃ・・・ぁ、りがと・・っ」
『ん・・・大丈夫か?』
———ごくっ
「だいじょ、ぶ。
み、なと・・ごめん。」
何でいちいち謝るかな・・・
別に良いのに。
むしろ頼ってほしいし。
『滝原さん呼ぶから。』
「・・・うん。」
———————————————
「やっぱり切れてたか・・・
お湯入れてきれいにするから
ちょっと痛いと思うけど我慢してて。」
「はい。」
「あ、高尾くんは芹沢君の事おさえてて。」
『あ、はい。』
「いくよ・・・」
——ぐっ
『っぁ、い゛・・・ひっぐ・・ぅあ゛っっ』
注射器のデカいばんみたいなやつの中にお湯入れて
光輝に突っ込んだし・・・そりゃ痛いだろ。
「もうすぐ終わるから。」
『はっ・・・ぃ゛』
「・・・光輝・・」
『な、に・・?』
「・・ごめんな、俺、見てるだけしかできないから・・・」
『・・・・別に・・お前が俺の傍にいるんだからそんなんどうでも良い。
俺は、お前がいるだけで頑張れるからさ。』
・・・よくそんな恥ずかしげもなく・・・
「・・・・、ごめん。」
『・・だから・・・・』
違う、そうじゃない。
俺が嫌なんだ・・・・
『俺は光輝の痛みもわかんねーし無意識に傷つけることもあるかもしれねーし・・・』
「2人とも・・・俺がいるの忘れてない?
まぁ、もう終わったし出ていくけど。」
あ・・・・
「・・・・忘れてた。」
「ははっ、じゃあ、また何かあったら呼んで。」
『はい。』
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