アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
喧嘩の理由
-
あのあと10分ほどしたら蓮翔が来た。
『蓮翔ー、アヤと喧嘩したんだって?』
「ぁ?あぁ、まぁ…」
コイツ、自分がなにしたかわかってんのか?
『で、なんでそんなことになった。』
「わかんねー、帰ってきたら殴られた。」
…俺はその、帰ってくる前のことを聞きたかったんだよ…。
『帰ってくる前はなにしてた?』
「…絶対、綾音に言うなよ?」
いや、近くにいるんだけどな。
『いわねぇけど…』
「ならいいかて…
アイツ…陽向のことでいろいろ
忙しいだろ…?
…それはあんま関係ねーんだけど…
外歩いてたら、
スカウトされたんだよ…
モデルにならないかって…
俺、大学行ってるわけじゃねーし
バイトだけじゃそんなに金
もらえないだろ?」
『まぁ…』
「そんで、そこの事務所の
マネージャーの話聞いたらさ…
モデルって売れればその分儲かるし
それにバイトの合間でいいからって
言われて…綾音に相談しようか
迷って…考えながら帰ってたら…
殴られた。」
…あー、アヤの誤解か……
『…アヤ、出てこいよ。』
「は?」
「…ごめん……ッ、蓮翔。
ごめ、なさい…ッ俺、なにも聞かないで 殴っちゃってっ…」
いきなり泣くなよ…
蓮翔も反応に困るだろ。
「…俺の方こそごめんな?
さっきの話聞いてたんなら…」
「……怖い…けど、
蓮翔が決めたことなら
文句言わない。
でも……俺は嫌だ…」
そうだよな…俺達こんな体質だし…
そのおかげで今は幸せだけどな。
「お前が嫌ならやめる。
それに…おまえ等と一緒にいる時間が
減るのはイヤだし。」
…ぅわー、いい旦那さんだことww
「…蓮翔……ありがと。
あと…顔…本当にごめん。
痛い、よね。」
「別にいいよ。」
『おまえ等、家でイチャイチャしなー 俺は午後から湊と遊ぶんだから、』
「?あー、ごめんごめん。
おじゃましましたー。
蓮翔、帰ろうか、じゃあね光輝!」
最後まで騒がしかったな。
いや、途中は静かだったか…。
*
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
191 / 253