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俺の価値
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「・・・後は俺がするからお前は座ってろ。」
『良いよ、俺がつくるから。』
じゃないと・・・・
「ここまでできてりゃ、大丈夫だから。」
じゃないと、
俺の価値が本当に分からなくなってくる・・
「座ってろよ?」
『・・・・やだっ』
「・・・・なんで。」
『俺、他に何にもできないし、
このくらいできなきゃ、俺の・・っ』
「陽向ー、ナナと他の部屋行っててくれね?
ご飯できたら呼ぶからさ。」
「・・?わかった!!ナナちゃん行こ?」
にゃぁ。
ガチャ パタン
「で、お前は、何に悩んでんの?」
『・・・・・ねぇ蓮翔・・まだ俺の事好き?』
「は?なにが良いたいんだよお前は。」
『蓮翔、俺とこういう関係になって後悔してない?』
「何を今更、前もこういうことあったよな?
その時俺が何て言ったかは覚えてねぇけど。
お前の事必要ないとか、思ったことねーよ?」
・・・・・・。
それは、俺が料理できるから?
『必要ないとか、そんなのどうでも良いの。
俺は、お前の本音が聞きたいんだよ。』
「じゃあ、なんていえば、綾音は納得すんの?
というかお前、めんどくさい。」
めんどくさいって・・・
そんなの俺が一番わかってるよ・・・っ
『っっもういい。
ゴメン、こんなバカみたいなこと聞いて・・』
めんどくさいなら、俺ここにいないほうが良いよね。
今度こそ、さようなら、かな。
『陽向は明日、迎えにくるから。』
「・・・・・・・・・」
———————————————
荷物なに持っていこうかな・・・
どこ行こう・・実家って一番ばれやすいし・・・
あっ、あそこなら、蓮翔も知らないっけ?
*
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