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過去。«中2夏»
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俺が一也の事が好きだって気づいたのは
小4の時…
だけど、告白なんかしたら
引かれるかもしれないし、
嫌われるかもしれないから、
一生言わないことに決めた
……はずだった
それに一也は昔からモテるしね。
「めーいー!!帰ろーぜー。」
『あ、一也!ちょっと待って!』
「お前らホント仲良いな?
毎日同じ奴と帰って飽きねーの?」
『俺は…飽きないけど…一也は?』
「…まぁ、そうだな。
飽きないっていったら
嘘になるかもしれねーけど。」
っ__!!!
そ、うだよね。
俺と帰るより彼女と帰った方が…
『あっ、ご、ごめん一也!
先生に呼ばれてたの忘れてた!
先帰ってて!!』
「…鳴?……何なら待っとくけど?」
一緒に帰んの飽きてんなら先に帰れよ!
俺に優しくすんなっ!!
『遅くなるかもしれないから、
……先帰ってて。』
「わかった。」
_________
『…アイツには彼女が居るんだから
俺は必要ないんだよ。
そんなの一番わかってんのに。
何でこんな事も
分かんなかったんだろ。』
もちろん先生に呼ばれたのも嘘…
『はぁ……俺、バカだなぁ……っ
な、んでッ…やだよぉ
俺の方がずっ、と前か、ら
アイツのこと好き、なの、にっ…!』
……顔洗ったら帰ろ…
はぁ…最悪…
もう、まともに一也の顔見れないや。
*
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