アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
朝
-
……はぁ…
昨日からため息つきすぎだなぁ…
「鳴、はよ。」
ビクッ
ぇっあっ
『お、おはよ……
と、トイレ行ってくる!!』
「?おう。」
あぁ…やっちゃった……
『…一也ごめんね、』
本人に言えたら苦労しないだろうな…
「……あのさ、鳴。
何で俺のこと避けてんの?
昨日の先生に呼ばれたのも
嘘だよな?」
は?
『…か、ずや?……なんで』
何でいるんだよ…
「…良いからおまえちょっと来い。」
『えっ!?』
_________
屋上
なぜか屋上。
さっきチャイムなったから
ここには誰もいない。
「言いたいことあんなら
はっきり言えよ。」
『……別にないから。
授業始まってるし戻ろ?』
コレ以上こいつと一緒にいたらダメだ…
「はっきり言えよ!!
お前いい加減にしろ!」
『__っっ、一緒に帰んの…
飽きたんでしょ?
なら、俺なんかと帰らないで
彼女と帰りなよ…
そんなに無理して一緒にいられても
辛いだけだから。』
お前のことがずっと好きなんだよ…
大好きなんだよ?
気づいてよ
「…まだ言いたいことあんだろ。」
幼馴染みって
何でもわかっちゃうんだね。
だったらこの気持ち
気付いてくれないかな…
まぁ、気づかれたら
嫌われるだろうけどね。
…気づいてほしいけど
気づいてほしくない
……俺、我が儘だな
『何でも、ないよ。
俺、先戻るね。
ちゃんと授業受けなよ?』
ガチャ バタン
*
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
208 / 253