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ベッド借りようかな。
『・・・・光輝・・・俺これから
どうすれば良いのかな・・・
1人で子供育てなきゃいけないけど・・・
陽向に・・・どうやって伝えたらいいのかな。
もうすぐ、産まれてくるこの子にも・・・
はぁ・・・ごめんね。
皆いろいろ考えてるのに俺ばっかりこんな事・・・』
ギリギリ、泣きそうになるのをこらえる。
「アヤ、ちょっとこっち来て?」
『??うん。』
ぎゅっ
は?なに?
俺。光輝に抱きしめられてる??
『どうしたの?』
「お前な、あんまごちゃごちゃ考えんな。
辛い時ぐらい泣けばいいし、
誰も何も言わねーよ。
アヤは溜め込みすぎ。
俺達にぐらい頼れよ、な?」
「ほんま、お前に助けられてるし。
今度は綾音が助けられる番やで?」
せっかく、泣かないように我慢してたのに。
こんなこと言われたら泣いちゃうじゃん。
『~~ぅっうぁ・・・こ・・き、かぃと、ごめんね・・ッ
めい、もっ・・・ごめ・・・ね__ツ』
「鳴がな、毎回アヤに助けられてるから、
〝いつかお返しするんだ~っ!!!〟って、
このあいだ叫んでた。」
そうなんだ・・・
けど、俺は、いっつも助けられてるんだよ。
『・・・俺ッ、もっと・・れんと、と一緒に居たかったぁ・・・・ッ
ひっく・・うぅっ・・・別れたくっなかったぁ・・・っっ!!』
「みんなそうだよ。
俺も、鳴も、アイツらと別れたくなかった。
海斗だって、口をききたくないわけじゃない
いっつも、そばにいて・・・それが当たり前だったし。
鳴なんか、幼馴染みと縁が切れたも同然だし
それでも、俺達1人じゃないじゃん、
皆いるじゃん、陽向ちゃんも、湊楽も、遥希君も
どうすれば良いか、これからみんなで考えれば、
大丈夫だから、ね?」
『んっ・・・うん。
ありがとね。
光輝も、海斗も辛いのに。
俺ばっか。ごめんね。
俺ね、ずっと、楽しく過ごせると思ってたんだ・・・
けど、そんなの俺が男の時点であり得ないのにね・・・・・』
そうだよ、ありえないんだよ。
なに期待してたんだろ、バカみたいに、
何に期待してたんだろ・・・
「アヤ。黙って・・・」
『あっ、ごめ・・・・っ』
「みんな落ち着いた?
そろそろ太陽くん呼んできてええかな?
空気呼んでくれたんだと思うんやけど・・・」
「そういや・・」
『うん。ありがと。』
正直言って忘れてた。
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