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海斗が太陽君を呼びに行ってる間に
鳴が、起きた。
さっき、意識がはっきりしてきたみたいだけど、
目、凄い腫れてる。
あとで、氷貰わないとね。
まぁ、話しが終わったらだけど。
「えっと・・・とりあえず皆さんに
謝りたいことがあるんですけど・・」
『なに?』
「「「・・・?」」」
「一也を含め、4人を合コンに連れて行ったのは俺です。
人数合わせで急遽一也に呼んでもらいました。」
『それと俺達が分かれたこと、少しは関係あるかもだけど。
太陽君があの〝くそ野郎共〟を呼んだのは、
別に怒ってないよ。それと、敬語じゃなくてもいいから。』
「え、アヤ?」
「くそ野郎共って・・・」
「もしかしなくても、
鏡夜たちの事やろな。」
3人とも正解。
許せないんだから仕方ないし。
「綾音さん、ありがとうございます。
えっと・・・まずは、一也の事から話させてもらうけど
鳴。アイツは、お前の事、嫌いってわけでも、
あきたわけでもないと思う。
てか、呼んでもらったお礼に俺が、
冗談で好きって言ったら、
鳴以外に言われてもうれしくないって言ってたし。」
じゃあ、鳴の勘違い?
けど、メアド入ってってたんじゃ・・・
「それと、蓮翔の事だけど。
愛衣ちゃんが、蓮翔の携帯いじってるところは見た。
黒のアイホンだろ?」
なに、それ。
パスワードは?
もしかして、解除して、そのあとすぐだったのかな。
それなら蓮翔が気づかなくてもおかしくない。
『うん。
でもそれじゃぁ、俺、かってに誤解して。
蓮翔に最低なこと言った?
もう、許してくれないかもしれないし、
それに、俺の事、今回のであきれてたらどうしよう・・・』
「まって、今、愛衣って言うたか?」
『うん、海斗、知り合い?』
「いや、人違い・・・っかもしれへんけど
綾音、お前、アイツと付き合って1か月くらいの時、
喧嘩したの覚えとるか?」
つきあって、一か月・・・喧嘩?
あ、あのキスのやつだ。
その後仲直りして、襲われたっけ。
『キスしたやつでしょ?それがどうしたの?』
「その、キスした女の名前、愛衣なんだよ。
・・・しかも、かなりの男タラシで、
とっかえひっかえして彼氏いなかったことないって
蓮翔の事忘れられへんで、まだ狙ってたとか・・・
俺の考えすぎかもしれんけど。」
「海斗さん。
その人の、苗字と、年齢覚えてるか?」
「年は俺らと同じやから、
綾音の一個上や、
苗字は確か、工藤やったかな、」
「ビンゴ・・・綾音さん。
蓮翔、浮気してないですよ?」
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