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身代わり 及川×影山
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及川side
今日は飛雄とのデートの日
昨日の夜は浮かれすぎてほんとんど眠れなかった。
待ち合わせ場所に着いたのだって20分くらい早い。
俺を見てくる女の子に手を振っているといつの間にか時間になっていたようで飛雄が待ち合わせ場所に来ていた。
「もう!飛雄ちゃん遅いよ!及川さん待ちくたびれちゃったよ!」
少し茶化したように言うと飛雄はすみませんと律儀に謝ってきた。
「俺が心の広い男で良かったね!」
さすがにそれは申し訳なくなって声をかけようとしたけど出てきたのはこんな言葉。
ほんとに意地っ張りだなと自分でも思う。
気まずさを無くしたくて飛雄の手を握って歩き出す。
すると飛雄が俺の手を握り返してくれた。
すごく嬉しかった。
とっさに飛雄を抱きしめていた。
赤くなった顔を隠すために抱きしめた筈なのに飛雄の顔がすごく近くにあってさらに顔が赤くなった。
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