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第二ボタン 澤村×菅原(年齢操作?)
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「「「大地さん!スガさん!旭さん!清水先輩(清子さん)!ご卒業おめでとうございます!」」」
「お前ら、ありがとな!」
「ありがとう!」
「ぐすっ…あ゛りがど」
「ありがとう」
「旭さん!もう泣かないでください!」
「西谷〜…だっで…」
「いつでも会えます!ほらビシッとしてください」
そう言った西谷の目元もよくよく見れば赤くなっている。
それはみんな同じようだ。
影山・日向・山口・田中・谷地は現在進行形で泣き続けている。
月島もいつもと変わらない仏頂面だが、心なしか目に涙を浮かべていた。
「じゃあな〜お前ら!影山と日向は勉強もしっかりやれよ〜!」
「「う…うす!」」
いつも通りの返事に笑顔を浮かべた菅原。
その手には卒業証書、花束、色紙、サイン入りのバレーボールが抱えられている。
他の3人も同様。
清水以外は学ランのボタンが1つ残らずなくなっている。
清水も谷地に名札とバレー部専用のノートを渡していた。
後輩に見送られ、学校を後にする。
3年間学んだ校舎を振り返りながらそれぞれの道へと進んでいく。
途中で旭と清水と別れた澤村と菅原はお互いに無言で歩いていく。
「大地」
先に口を開いたのは菅原だった。
「これ…良かったら貰ってくれないか?」
そう言って差し出された手には制服のボタンが乗っていた。
「!これは…」
「第二ボタン。どうしてももらって欲しくて」
ダメかな?
と不安そうにしている菅原の手の中にあるボタンを受け取る。
そして菅原の手に受け取ったボタンとは別のボタンを乗せる。
「大地?これは?」
「第二ボタンだ。俺もスガに受け取って欲しくて…」
同じことを考えてたんだな と少し照れながら笑う澤村。
そんな澤村を見て、菅原の目から涙がボロボロと零れ始めた。
「スガ?!」
柄にも無く慌てる澤村に菅原は小さく笑みを浮かべると澤村に抱きついた。
「スガ?」
「ありがとう大地…すっごく嬉しい。」
その言葉を聞いて澤村は菅原を抱きしめ返す。
そしてお互いに触れるだけのキスをした。
キスをした後、2人は少しの間見つめ合い、小さく笑いあった。
「大地」「スガ」
「「卒業おめでとう」」
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