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声 国見×金田一
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国見side
練習試合の帰り道。
俺も金田一も喋らない。
俺の場合は喋らなくても聴こえているけど…
まだ…ぐちゃぐちゃ
「そんなに思いつめることないんじゃない?」
「!でも…!」
またそうやって自分を責めようとする
「はぁ…じゃあたくさんの思いつめなよ。」
「は…?」(何言ってんだ?)
なにを言ってるんだっていう顔。
心でもそう。
「でも、そのかわり、俺にも分けろよ。お前の苦しみ」
それで少しでもお前が楽になるなら
「なん、で…?」
「好きだから」
俺が言ったあとの金田一の心は一瞬無音。
それから心の中で大音量で叫んでいた。
しかし、本人は顔を赤くして硬直。
「金田一?」
俺が名前を呼ぶとまた心が静かになって
「俺も!」(国見が好きだ!)
いつか、この力の事を話せる日が来るかもしれない。
それでもお前はきっと笑顔で受け入れてくれる。
金田一、お前は裏表が無くて、世界一優しい、素直な男だよ。
end
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