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国見ちゃんhäþþÿ♡ßïRTHDÄÿ
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いつもどおりのきつい部活をこなし、部室に戻る。
金田一がどこかに行ってしまったので1人でのんびりと歩いていく
自分の誕生日を知っている友人は金田一くらいなので誰からも何も言われなかった。
金田一からも特になにも言われなかったので恐らく忘れているのだろう
なんて結論づけながら部室の扉を開ける
すると
パンッ!パンッ!と言う音と共にカラフルなテープがひらひらと降ってくる
「「「「国見(ちゃん)!誕生日おめでとう!!」」」」
クラッカーに驚いているとメンバー全員の誕生日を祝福する声が飛んできた。
「……は?」
なんとか絞りだした声だった。
未だに混乱している頭を表情には出さずに必死に整理していく。
クラッカー?なんで?
俺の事を祝うため
なんで俺が祝われるの?
誕生日だから
なんでみんな誕生日の事を知ってるの?
金田一が教えたから
とそこで原因は金田一か、と気づく。
キッと金田一を睨めば、満面の笑みで おめでとう!と祝われてしまった。
部室に無理やり引きずり込まれ、俺を真ん中に座らせると、リボンのついたプレゼントを渡してきた。
「開けていいですか?」
そう尋ねると全員が笑顔で頷く。
ゆっくりとリボンを解きながら包装紙を開けていくと、中から少し不格好なでもしっかりとデコレーションされたショートケーキが出てきた。
しかもホール
「あの、これは?」
「みんなで作った手作りケーキだよ!」
と及川さんが答えた。
なるほど、手作りケーキならこの不格好さは頷ける。
しっかり名前プレートまで乗っているケーキはどこか崩れそうな危うさがあるが形を保っている。
無類の甘党の俺には嬉しすぎるプレゼントだった。
「みんな…ありがとうございます」
前にも言ったが俺は自分の誕生日には興味がない。
でもこの人達の誕生日だったら絶対に盛大に祝おう
と、1人心に決めた。
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