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エイプリルフール 月島×山口(月山様からリクエスト)
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月島side
「ツッキー!俺、実は未来人だったんだ!」
「…は?」
突然変な事を言い出す山口。
とうとう頭の中までアホ毛みたいになったか…
「なーんてね!嘘だよ〜!」
「当たり前でしょ?いきなりなに?」
鬱陶しそうにしながらも山口の言動が気になった。
普段は正直すぎるくらいストレートな山口がなんの理由も無しにこんなくだらない事をするとは思えない。
「だって、今日はエイプリルフールだよ?嘘ついてもいい日だもん!」
そこでようやく納得した。
確かに今日は4月1日。エイプリルフールだ。
そこまで大きなイベントでもないのですっかり忘れていた。
(なら、嘘ついてもいいよね)
心の中でニヤニヤと笑いながら山口に向きなおる。
「僕さ、山口の事、嫌いなんだよね」
僕の言葉に目を見開く山口。
「え、ツッキー…?」
山口の見開いた目からたくさんの涙がこぼれてきた。
驚いて、一瞬だけフリーズしてしまった。
フリーズしている間も山口の涙は止まらない。
いたたまれなくなって山口を抱きしめてアホ毛の揺れる頭にキスをした
「グスッ…ツッキー…?」
「馬鹿。嘘だよ。エイプリルフールなんでしょ?」
「っ!…ひどいよ、ツッキー!」
「まさか泣くなんて思わなかったんだよ。ごめんね?山口」
「うぅ…つっきー…」
「よしよし…大好きだよ、山口」
僕の言葉を聞いてばっと勢いよく顔を上げる山口
「それもエイプリルフール…?」
「僕が嘘でもそんなこと言うと思う?」
「お、思わない!」
山口の答えを聞いて満足そうに笑うと山口が抱きついてきた
「山口…?」
「俺も…大好きだよ!ツッキー!」
「知ってるよ」
たまには嘘もいいかもね
end
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