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ねぇ、気づいて… 月→影
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唇を離すと影山と僕を銀の糸が繋いだ。
影山の顔を盗み見れば不安と期待が入り混じったような顔をしていた
(そんな顔しないでよ…)
ありもしない希望に縋りそうになるから…
「…ねぇ、影山?なんで逃げないの?」
影山はさっきから逃げようとしていない。
影山が本気を出せば僕を振り払うことなんて簡単なはずだ。
「ねぇ、どうして?」
「……だから…」
「なに?聞こえないよ?」
「お前の事が好きだからだよ!…うぅ…グスッ…」
「……は?」
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