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勇者パロ ラスボスステージ
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魔王城は中間ボスの城同様凄まじい迫力を放って…
いなかった。
色々ツッコミたい所はあるがまずは城の形からつっこんでいこう。
なぜ、ムカつく顔がピースしているような作りなのだろう。
((((イラッ))))
全員が若干の苛立ちを覚えつつもいざ!魔王城に乗り込んだ。
_______________________
「「「「はぁ…はぁ…」」」」
「あれ?意外と早かったね〜 ようこそ!ラスボスオイカワさんの部屋へ!」
モンスターを倒し、やっとの思いで最終ステージまで辿りついた。
そこには優雅に座っている大王様オイカワがいた。
大魔王オイカワ(level 100)が現れた!
「れ、レベル100?!か、カゲヤマ!大王様のレベル、100!」
大王様のレベルを見て驚き、戸惑うショウヨウ。
「あ?これくらいが普通だろ?」
平然と構えるカゲヤマ
「そうなのか?!」
「うん。基本ラスボスは1番レベル高い…」
「ブンッ!」
安定の2人
「流石大王様…」
とチート大魔王に感動するショウヨウ。
「でしょ?だってオイカワさんだもん!カゲヤマも、もっと驚いていいんだよ?」
「ぶっ飛ばす」
「え?!」
カゲヤマはいつもの弓ではなく素手でオイカワに殴りかかった。
突然のことに反応できず僅かながらにダメージを受けるオイカワ。
「っっっ!ちょっとカゲヤマいきなりすぎない?!」
「不意打ちがダメなんてルールは運営から出されてないんで」
「いや、そうだけど!あとメタ発言やめようね!」
「ソンナモノシリマセン」
「ちょっと?!」
「相手はカゲヤマだけじゃないぞ!」
そう言って今まで完全に空気だったショウヨウがオイカワに斬りかかる。
「あぁ!もう!かっこよくキメたかったのに!」
「かっこ悪…」
「そこのプリンちゃん!聞こえてるからね!」
「チッ…」
「舌打ち?!」
なんてグダグダなボスバトルだろう。
それでも決着の時はきた。
「俺に、持ってこーい!!」
ショウヨウの攻撃するタイミングと同時にカゲヤマが弓を発射し、ドンピシャでショウヨウの剣にあたる。
カゲヤマとショウヨウの合体技を受けたオイカワはHP0。
〈stage clear〉
ショウヨウ達の頭上に今まで何度も見てきたstage clearの文字。
「やっっったぁぁぁぁ!」
「っし!」
「終わった…」
「勝った…」
それぞれ全員が喜びを噛み締めていた。
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