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勇者パロ 後日談(カゲヤマとショウヨウの場合)
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どれほどの時間騒いでいたのだろうか。
未だにガヤガヤと賑やかな宴会は続く。
カゲヤマはこういう場所には慣れていなかったのでソワソワしていたが隣にいるショウヨウが笑顔なのであまり気にしないことにした。
カゲヤマはショウヨウの事が好きだった。
この冒険が終わったら告白しようと思っていた。
しかし…
「ショウヨーウ!」
「おう!今行く!」
魔王を倒した勇者ショウヨウはたくさんの人に囲まれ、ゆっくり話す機会がなかった。
「はぁ…」
カゲヤマがため息を小さく落とす。
「カゲヤマ?大丈夫か?」
なんと目の前にショウヨウがいたのだ。
周りには誰もいない。
絶好のタイミングだった。
だが、そこはバカゲヤマ。
告白しようにも言葉が思い浮かばなかったのだ。
なにも言わないカゲヤマを心配したショウヨウはカゲヤマの手を引いて立ち上がった
「カゲヤマ具合悪いんだろ?ヤクさんの所に行こ!」
状況についていけないのはカゲヤマだ。
しかし、なんとか状況を理解し、ショウヨウの手を引いた。
「カゲヤマ?」
「病気じゃねぇよ…」
「そ、そうなのか?」
いきなりしゃがみこんだカゲヤマに驚くショウヨウ
「好き…なんだよ…」
「カゲヤマ…?」
ボソッと言った言葉に今度はショウヨウが固まる。
「好きなんだよ!ショウヨウ!」
もうヤケクソだった。
叫び終わった後、ショウヨウの顔が見れずに俯くカゲヤマ。
しかし、ショウヨウが胸に飛び込んで2人して後ろに倒れる。
「っ…ぼげっ!ショウヨウ!」
「俺もカゲヤマの事好きだ!」
その言葉を聞いて、一瞬フリーズするカゲヤマ。
しかし、すぐにショウヨウを抱きしめた。
「好きだ…ショウヨウ」
「うん。俺も好きだ…」
勇者の少年は仲間であり恋人である弓使いの少年と幸せに暮らしましたとさ
end
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