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マーキング 月島×菅原
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(付き合ってる設定です)
月島side
「じゃあまた明日な、月島」
「はい」
そう言っていつも通り、菅原さんを抱きしめた。
「菅原さん、甘い匂いがしますね」
抱きしめた時にふわりと香った甘い香り。
「あー、今日女子になにか付けられたんだよ。多分それだと思うけど…臭い?」
「いえ…でも…」
「ん?でも?」
言ってもいいのだろうか
貴方から、自分以外の香りがするのは嫌、と。
「…なんでもないです」
言う勇気が出なくて誤魔化してしまった。
「月島」
そのまま歩き出した僕を呼ぶ菅原さん
「なんです…っっ!」
振り向いた瞬間、菅原さんの顔のドアップ。
そして唇に柔らかい感触。
菅原さんにキスをされた。
「菅原さん…?!」
「月島。俺前に言ったよな?言いたい事はちゃんと言って?」
真っ直ぐな瞳で見つめられれば言わないわけにはいかない。
「菅原さんから…僕以外の香りがするのが…嫌でした…」
だんだん恥ずかしくなって声が小さくなる
顔が熱い
多分今、僕の顔は真っ赤だ。
伝え終わると菅原さんが僕にもたれかかってきた。
「菅原さん…?」
視線を下に向ければ色素の薄い髪から覗く顔は真っ赤になっていた。
「お前…そういう事はちゃんと言えよ…」
つられて僕の顔がさらに赤くなる。
「すみません…」
「謝らなくていいよ。じゃあさ」
真っ赤な顔でいたずらっ子のような笑みを浮かべる菅原さん。
「マーキング、して?」
「マーキング…?」
「うん。俺に月島の匂い、付けて…?」
「っ…!そんなに煽ると、手加減出来ませんよ?」
いつもの調子で喋ろうとしても主導権は菅原さんの手の中。
ニヤニヤと笑って僕の反応を楽しんでいる。
「望むところだよ…蛍」
(僕は一生この人に敵わないんだろうな)
僕より少し前を歩く背中にそんな事を思いながらゆっくりと歩いた。
end
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