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スイーツあるところに…
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(友達設定です)
「研磨」
駅の出口にはその場に似つかわしくないプリン頭の人物がいた。プリン頭は顔を伏せ、ベンチに腰掛けながらゲームをしている。
「英」
プリン頭…もとい研磨は自分を呼んだ人物の方へ顔を向けた。
黒髪センター分け、眠そうな無気力の代表のような顔をした人物…国見は研磨の顔を確認すると笑みを浮かべた。
「久しぶりだね、研磨。」
「うん、久しぶり」
もし、この場に音駒メンバーがいれば卒倒し、目に涙を浮かべていただろう。
研磨が日向以外にコミュ障を発揮せず、人と話せているのだ。
きっと厨二病を患った幼馴染みと音駒のお母さんは感動し、赤飯を炊き出すかもしれない
2人の出会いはまさかのケーキバイキングだった。
金田一と来ていた国見と黒尾と来ていた研磨。
お互いに似てる所が多いため、打ち解けるのに時間はかからなかった。
研磨は人見知りのコミュ障、国見は話すことすら面倒というほどの面倒くさがり。
最初は会話がなかった2人だが、甘い物好きという点であっさりと打ち解けた。
「今日行くお店ってキャラメルと林檎をメインにしてるところなんだよね」
「うん。調べたら結構種類が豊富で俺らでも入りやすそうだった。」
「そっか、楽しみだね」
「うん。」
そう、今日2人が行くスイーツ店は2人の好物だけを集めたような場所だった。
スイーツを食べに行くというだけで緩む2人の顔は最大級に緩みきっていた。
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