アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
スイーツあるところに…
-
そんな顔が緩みまくった2人が着いたスイーツ点はインターネットで見るより落ち着いた、それでいて温かみがある外装だった。
中に入ってみれば、外装を裏切らない雰囲気を持った内装。
店員さんに案内された席に着いた2人は早速、メニューの隅から隅まで目を通した。
スイーツメニューも豊富だが、ランチメニューもあるらしい。
高校生の財布にも優しいお値段なので、普通に食事をしに来てもいいかもしれない。
「研磨。決まった?」
「うん。英は?」
「俺も決まったよ。じゃあ店員さん、呼ぶ…「待って、英」え?」
店員を呼ぼうとしていた国見は首を傾げた。
「これ見て」
研磨が指さしたメニューページにはアップルパイとキャラメルパイの写真がでかでかと撮され、
ビックパイチャレンジ!
と言うタイトルの下に
『30分以内に2人で食べ切ればパイ代無料!!』
『さらにスイーツ・ランチ無料券プレゼント!!!』
『食べきれなければ3000円お支払い!』
とこれまたでかでかと書かれていた。
「英」
「もちろん」
国見は頼もうとしていた注文を頭の中でキャンセルし、ビックパイチャレンジを頼んだ。
注文を取りに来た店員さんは驚きの表情を見せていた。
それもそのはず。
いくら男子と言えど、この2人は細い。
なんというか、ちゃんと食べているか心配になる細さだ。
しかし、今は仕事中の身であるため、注文を再度確認し、その場を立ち去った。
心の中であの2人の勝利を願って。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
107 / 170