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スイーツあるところに…
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さて、こちらはうって変わって及川、黒尾の2人だった。
もちろん2人で仲良しこよししていたわけではない。
ばったり、本当に偶然にも会ってしまったのだ。
「あ!クロオ君!ここのカフェにしよ!」
しかし、そこは及川のコミュ力、そして黒尾の柔軟な心により、それなりに楽しく過ごしていた。
そして、今しがた及川が決めたこのカフェは現在進行形で早食いが行われている研磨と国見がいるカフェだった。
「お、いいねー、じゃあここで昼飯にするか」
特に反対の意見がない黒尾も及川に続いてカフェに入った
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及川、黒尾は唖然とカフェの入口付近に立ち尽くしていた。
その視線の先には研磨、国見がいる。
2人はたくさんのギャラリーに囲まれながら黙々と大きなパイを食べていた。
「クロオ君…」
「あぁ…」
こんな時だけ、アイコンタクトで完璧に意思疎通をすると、ギャラリーから少し離れた場所から2人を見守った。
そのうちにもどんどん2人の口に運ばれていくパイ。
本当は間近でからかい…(ゲフンゲフン)応援したいのだが、もし、今あの2人に自分たちの存在がバレれば恐らく……何も言われないだろう。
なぜならすべてを目で、顔で伝えてくるからだ。
研磨、国見は放送禁止ギリギリの顔で黒尾と及川を口止めするだろう。
そんな自殺行為をするほど黒尾と及川は馬鹿ではない。
しかも、あんなに幸せそうな2人を邪魔するのもなんだか気が引けた。
今回ばかりは大人しく可愛い幼馴染みと可愛い後輩を見守る体制に入った。
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