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月と太陽 月島×日向
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月島side
「月島ー!一緒に帰ろうぜー!」
「はぁ?やだよ。王さ…影山はどうしたの」
本当は嬉しかった。誘ってくれて。
それでも僕は素直になれない天邪鬼
「影山、課題を教室に忘れたから先に帰れだってさ」
「はぁ…影山らしい…小学生をこんな時間に1人で帰らせるわけにはいかないからね。しょうがないから僕が送ってあげるよ」
憎まれ口をたたきながら歩き始めた僕の後ろから日向の叫ぶ声が聞こえた。
「俺は小学生じゃない!」
走って追いつく日向にバレないように歩幅を合わせる。
「「…」」
いざ2人きりになってみると妙な緊張感がある。
いつもは煩いくらいの日向が一言も喋らないからそのせいもあるかもしれない。
そうこうしているうちにいつもの分かれ道まで来ていた。
「それじゃあね」
「月島」
これ以上耐えられそうにない僕は早口でそう伝え、去ろうとした。
しかし、そんな僕を日向が呼び止めた。
「…なに?」
「…」
言葉を発しない日向の顔を覗きこもうと屈む。
「っ!…」
すると次の瞬間。日向の顔のドアップ。
それに続いて唇に柔らかい感触。
日向にキスをされたと判断したときにはもう日向は僕から離れて少し赤くなった顔で笑顔を向けていた。
「じゃあな!月島!」
それだけ言い残すと日向は自転車に乗って暗闇に消えていってしまった。
「…ふーん、なら手加減はいらないね」
覚悟してよね?日向?
end
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あれ?当初とは違うendに…(;´Д`)
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