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蛍君の大冒険! 影山×月島 ナギ様リクエスト
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「このまま月島を家に帰すのはまずくないか?」
珍しく(←)まともな事を言ったのは田中
確かにその通りだと全員が頷く。
山口の話によれば昨日から蛍の両親は仕事の都合で不在。
兄である明光も用事があり、家を空けていた。
そのため、蛍の幼児化を見た家族は幸か不幸か1人もいない。
しかし、同時にこの状態の蛍は家に帰っても誰もいないということだ。
「誰かの家に預けるか」
なら山口が妥当だろう。
そう言ったのは西谷。
確かに西谷の言う通りだが、この状態の蛍を山口の両親に見られるわけにはいかない。
それはどこの家でも同じことだった。
「俺の家、今日誰もいないっすよ」
そう言ったのは影山だった。
聞くと家族は全員旅行に行っているらしい。
影山も本当は行く予定だったのだが、バレーがしたいからという理由で1人残ったという事だ。
なんとも影山らしい理由である。
「なら決定だな。影山よろしくな」
澤村に肩を叩かれながら蛍の方を見る。
「とびおのおうち?」
小首を傾げながら聞く蛍。
「おう。お泊り平気か?」
まだ5歳(推定)だ。万が一、泣かれたら影山は対処出来ない。
「うん!とびおがいるから」
なんとも可愛らしい事を言ってくれた。
日向も泊まるという考えも出たが、お泊まりセットを家まで取りに行ってまた戻って来るのだと時間的に危険なので却下された。
蛍のお泊りセットは山口が持っていた(なぜ?)
生憎、蛍の小さいパジャマは無かったので山口のお下がりらしい。
服はもし蛍が戻った時のために私服とジャージが入っていた。
影山はそれらをエナメルにしまい、蛍を抱っこして帰宅した。
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