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蛍君の大冒険! 影山×月島 ナギ様リクエスト
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「ただいま」
「おじゃまします…!」
誰もいないのだから挨拶など無用なのだが、しっかりしている性格からか、律儀にきちんと挨拶をする蛍。
夕食は影山の母が作り置いてくれたポークカレーがあったのでそれを仲良く完食。
お風呂に2人で入り、いろいろと遊んでいるうちに時計の針は10時を指していた。
「蛍。そろそろ寝るぞ」
「はーい」
ベットに2人で入り、影山がウトウトし始めた時だった。
ぽんっ!
という音と共に蛍…月島の体が元に戻ったのだ。
いきなりの事で混乱する月島。
横に眠っている影山を見てさらに混乱する。
「ん…蛍?」
「王様!なんで僕ここに…っ!」
小さくなっていた時の記憶がないらしい月島は影山に今の状況を聞こうとした
、が、伸びてきた影山の手で頭を撫でられた。
「もう遅いから…寝ろよ…」
どうやら影山は寝ぼけているらしい。
元に戻った月島もまだ子供に見えているようだ。
月島に向けられた笑顔はいつものしかめっ面を忘れさせるようなほど、優しく、柔らかい。
「普通に…笑えるんじゃん…」
「はぁ…ほんとに意味分かんない」
その笑顔にときめいたなど、ありえない。
そして寝ぼけている人間に何を言っても意味がない。
明日、問い詰めてやろうと考え、なるべくベットの隅に体を寄せた。
「っ…なに?」
しかし、あっけなく影山に体を引き戻され、影山の胸に顔を埋めるような形になってしまった。
文句を言ってやろうと思ったが当の本人は夢の中。
月島自身も聞こえてくる影山の鼓動で眠気を誘われていた。
「今日だけだから…」
そう言って自分の腕を影山の体に回し、眠りについた。
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