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日向 Happy Birthday☆
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「翔陽。誕生日おめでとう」
「おめでとう兄ちゃん!」
朝、起きてきた今日の主役である日向を日向母と夏は笑顔で祝った。
一瞬キョトンとした日向だが、すぐに満面の笑みを浮かべ、2人に「ありがとう!」と伝えた。
幸せな気分のまま家を出発し、いつも通り山を超え、高校に向かう。
なぜか今日はいつも競争している影山がいなかった。
少し寂しく思いながらも、部室棟の階段を上がり、バレー部の部室のドアを開けた瞬間。
パンッ!パンッ!
破裂音と共に日向の頭上からはらはらとカラーテープが落ちてきた。
部室の中ではすでに全員(日向を除く)が揃い、手にはクラッカーを持っている。
「「「「「「「「日向!誕生日おめでとう!」」」」」」」」
日向はみんなの声を聞き、ようやくストップしていた脳が動き始めた。
「あ、ありがとうございます!でもみんななんで知ってるんですか?」
そう。日向はみんなに誕生日は教えていない。それなのにこうして全員が日向の誕生日に朝早く集合し、祝ってくれたのだ。
不思議で仕方がない。
そんな日向の心情を悟ったのか菅原がニコニコと笑顔で話してくれた。
「音駒のセッター君が教えてくれたんだよ。なぜかここにいる全員のアカウントを知っててメッセが届いたんだ」
ほら、といって開かれたトークは日向の誕生日の約1週間前に送られたものだった。
内容は至ってシンプルでこう書かれていた
『いきなりすみません。1週間後が翔陽の誕生日です。お祝いよろしくお願いします』
他のメンバーにも似たようなものが送られてきたらしい。
「研磨…」
日向は遠く離れた所から自分の誕生日を祝ってくれる研磨に心底感謝した。
「よし!日向!小さいけどケーキがあるんだ!食べようぜ!」
「ケーキ!食べます!」
「日向、これはツッキーオススメの…」
「山口煩い」
「ごめんツッキー!☆」
なんだかんだ言ってもしっかりと日向の誕生日を祝う月島に山口も微笑みを浮かべた。
「日向」
「キャプテン!どうしたんですか?」
月島オススメのショートケーキを頬張っていた日向に声をかけたのは澤村だった。
「いや、日向何か俺にして欲しいことないか?」
「ほえっ?!そんな!」
恐れ多いと、慌てて手をパタパタと降り遠慮する日向だが、澤村も引かない。
「いや、俺日向に何もあげられてないから、何か俺に出来ることがあればなって思ったんだ」
「あ、!えっと…じゃあレシーブ教えてください!!」
日向の願いが余りにも日向らしかったので澤村はついつい吹き出してしまった。
「あはは!日向らしいな」
「え?!ダメでしたか!?」
「まさか。もちろんいいぞ。でも俺でいいのか?」
影山に教わるほうがきっと良いだろうという意味を込めて言った言葉はしっかり日向に伝わったらしく、日向はあー…とかうー…とか言いながら言葉を繋いでいった。
「もちろん影山は上手いんですけど…あいつ教えるの下手くそだし…キャプテンはこう、…なんて言うか、キャプテンが後ろにいるだけで安心するっていうか、…安心してスパイク打てるんで!俺もそうなりたいなって思ったんです!」
日向の真っ直ぐな言葉は澤村を浮かれさせるには充分で
「うちの子がいい子すぎて辛い」
「ふぇ?!澤村さん?大丈夫ですか!?」
「あぁ、大丈夫大丈夫。午後練、しっかり教えてやるからな」
「はいっ!」
end
______________________
日向誕生日おめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
遅くなってごめんねぇぇぇぇぇぇぇ!!
これ私から!
つ【TKG】
つ【バレーボール】
本当におめでとう!!
駄作者泣きそう!←
…まぁ色々と置いといて←
お誕生日おめでとう日向!
そしてキリが悪くてごめんなさい(泣)
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