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いい先輩やめました 菅原→←日向
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菅原side
指定された場所には既に日向は来ていて、何処かソワソワしていた。
「悪い日向!待ったか?」
俺が謝罪を口にすれば日向は勢いよく首を横に振って「全然大丈夫です!」と元気よく返事をしてくれた。
そんなひとつひとつの動作にすら愛しさを感じる俺はきっと重症なんだろう。
「そっか。ところで日向。相談って?何かあったのか?」
本題に戻すと日向は少し顔を赤くして俯いた。
その反応にこんな時だけ勘が働く。
(あ…やだな…聞きたくない)
きっと当たっているであろう予想を否定した。
それでも日向はゆっくりと言葉を繋いでいく。
「俺、好きな人がいるんです…」
俺の二度目の失恋は日向の口から直接告げられた。
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