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谷地仁花の大冒険!
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「俺の次は谷地さん…」
「ぁぁぁぁぁぁ!申し訳ありません!!私如きが皆様にご迷惑をおかけしてしまい!!今すぐ切腹いたします!!!」
「待って!!谷地さんストップ!!俺そういう意味で言ったんじゃないから!!床に額擦り付けないでぇぇぇぇ!!!!」
………カオス。今の状況はこの言葉に尽きるだろう。
顔を真っ青にしながら綺麗なフォームで土下座を続ける幼女…元い幼児化した谷地。
そしてこれまた顔を真っ青にしながら谷地を立たせようと必死になる日向。
これをあのヅラ…教頭が見たらすぐにでも日向は呼び出しをくらうだろう。
それは個人的にも主将的にも避けたい澤村はなんとか谷地を説得し、谷地を立たせた
…………………………が
今まで谷地の切腹を止めるのに必死で気づかなかったが、谷地の服はもちろん通常の谷地サイズ。今の谷地では大きすぎるに決まっていた。
それに気づいた菅原が谷地を隠そうと近寄った瞬間、菅原の横をなにかが物凄い勢いで通ったのだ。
「…!清水…」
そう、なにかの正体は清水だった。
いつのまにか谷地を抱え、谷地の体をしっかり自分の体で隠していた。
「……………見た?」
そしていつもの清水では考えられない声で菅原、いや、バレー部全員に尋ねた。
尋ねたというよりnoといいえの答えを聞かれているようだったとバレー部のメンバーは語った。
あの月島までもが壊れたおもちゃのようにコクコクと首を振るのを見ると清水は「そう」とだけ言い、谷地の替えの服を持って体育館を出て行った。
「あんな清水…始めて見た…」
烏野一の強面とビビリを合わせ持つ旭は若干涙目でそう告げた。
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