アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
手紙の行方 ハルキ様リクエスト
-
国見side
お昼を食べ終えると友達と午後の予定を話し合いながら帰宅する者、部活に行く者と様々だった
金田一は俺に一言断りを入れて体育館の方へ走っていった
目的地は同じだが俺は(走るのが嫌だったから)歩いて行くことにした
のんびりと歩くこと数分、見慣れた体育館の扉をくぐるとそこには予想通り金田一がいた
が、金田一の他に二つの人影が見えた
「…松川先輩と花巻先輩?」
「おー国見か」
「え?!国見!?」
松川先輩の言葉に反応してものすごい勢いでこちらを向く金田一
俺は無言で三人に近寄り例の手紙を出す
「先輩も、これですか?」
手紙に見覚えがあるのか全員が息を呑む
すると…
ガシャャン!!ガチャッ!
という音と共に入ってきた体育館の扉が閉じる
慌てて確認したがどうやら外から鍵をかけられてしまったらしくこちらから鍵を開けても扉はぴくりともしない
「まじかよ…」
「国見?開かないのか?」
走りよってきた金田一に小さく頷くと金田一も慌てて先輩二人にこのことを伝え、出口は無いのかと搜索が始まった
……
「どこも閉まってて開かねぇ~…」
花巻先輩はそう言うと同時に床に転がった
松川先輩も戻ってくる。よく見ると手に白い封筒をもっていた。
金田一も気づいたのか「松川先輩、それは…?」と聞いている
「あぁ、これステージの上に置かれてたんだけど俺達が受け取った封筒と同じだから多分関係あるんじゃないかと思って」
そう言うや否や、封筒を開ける松川先輩。
中から取り出したのは俺達が受け取った便箋と全く同じものだった
文を読んだのか眉をひそめる松川先輩
「まっつんなんて書いてあんの?」
花巻先輩が便箋を覗き込むと松川先輩と同じように眉をひそめる
「あの、なんて書いてあったんすか?」
金田一が尋ねると松川先輩は便箋をこちらに手渡してくる
それを受け取って便箋を2人で覗き込む
手紙にはたった1行
“鍵はSEX”
とだけ書かれていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
161 / 170