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「っ!!!」
純汰の表情が傷ついたと、悲しいと叫んでいる。顔が歪んで涙を浮かべるその目に僕は指を持っていき涙を拭う。
あぁ、好きだ。
なんでコイツは僕だけでは足りなかったのだろう。こんなにもお互いが好きだと訴えているのに。どうして他の人にも目を向けてしまうの、僕の何がいけなかった?静かすぎたのか、一緒にいるのが楽しくなかったのか、それとも男の僕に飽きてしまったのか。
何度考えても何度問い質しても答えてくれないこの口で他の人に何度愛を囁いたの?
もうお前に対するこの愛情を忘れ去りたい。
「宗弥・・・っ、俺・・・!」
「泣かないでお前は大丈夫だよ」
僕と違って。他の人の所に行ってしまうお前はね。あぁ、皮肉だなぁ・・・僕は何時になったらお前が埋め尽くされているスペースを無くせれるのだろう。こんなに苦しいのにこんなに愛を訴えるこの心を。
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