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保健医の正体
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ふと、目を覚ました。
横になっている、ということは寝ている間に動けるようになったらしい。
僕「あー、やっぱり家にも伝わるかな」
それはあまり好ましい展開ではない。
しかも、理由が理由だ。
本当のこと言っても心配なんてしないだろうけど、あの人達は。
僕「とゆか、何時だろ?」
時計を見ようとベットの周りのカーテンを開けて身を乗り出す。
2時?……1時間も寝てたのか…
早くもどんなきゃ、仕事がー
ガラッ
僕「ん?」
もう一度ベットに戻って帰る支度をしていると保健室のドアを開ける音がした。
「ったく、んだよあのジジイ。マジむかつくわ。つかなんでカーテン閉まってんだよ、サボりかぁ?」
随分とお怒りですね、はは
……怖そうです逃げたいです。
「あ?」「あ」
先のは怖い人がカーテンを開けて僕を見て一言。
後のは開けられて、僕の一言。
「……、サボりって面じゃねーな」
僕「はは、ちょっと倒れちゃって」
カーテンを開けた人は、白衣を着ていた。
てことは、保健医?
なんていうか、、、
「そりゃ災難だったな」
ホストだ。
白衣はきてるし、髪も黒だけどオーラがホストだ。
イケメンですね。
でも、誰かに似てるような?
「まだ寝てたほうがいいぞ、多分」
僕「あ、いえ。まだ仕事があるので」
仕事?と首をかしげるホストさん。
「もしかして、新会長か?」
僕「あ、はい」
なんでだろう、少しだけ顔が険しくなったような?
「仕事ほっぽって休憩ってか?」
僕「え、いや、違います!」
さっき倒れたからって言ったよね!?
「転校生は?」
僕「あ、知ってるんですね」
そりゃそうか、先生だもんね。
僕「た、ぶん、紀田くんたちがやってくれてます」
紀田…、あいつらか、と頷くホスト。
「ま、大変になってもアイツに泣きついたりすんなよ」
僕「アイツ?」
「真人だよ」
風紀委員長。
最近よく聞く名前だなぁ。
僕「それはもちろん。あ、そろそろ戻ります」
「あぁ、ま、せいぜい頑張れよ、新会長さ、ま」
僕「?、はい」
ドアを閉める直前、「あぁ俺の名前は二ノ宮政次だ」って聞こえた。
に、のみやって……まさか、まさか、
二ノ宮くんのお兄さん!?
そりゃ嫌われて当然だよ……
もう保健室来ないようにしよう。
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