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発熱。
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『徹side』
……あー、ホント暇だ。
暇過ぎて屁も出ないわ。
ベッドに寝転び、俺はため息をつく。
2日程前なんとか退院はしたものの、発熱してまた布団に入る羽目になった俺である。
姉さんも兄さんも全然家にいないし……悲しくなる程誰も訪ねてこないし……
熱は下がってきたが、鼻水がドバドバだ。
ゲームをする気にもなれなくて、ただ窓の外を見つめる。
……遥、学校来てんのかな……
明日は学校に行けるだろうし、確かめてみよう……
まぁとにかく、今は体調を整えるのに努めることとしよう。
鼻が出ていては戦は出来ない!!
無理に気分を明るくして、俺は目を閉じる。
*
「……徹チャンッ」
「おい、やめろ!」
……が、しかし騒がしい声がすぐに聞こえてきたのであった。
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