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超猛突進馬鹿女
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『純平side』
「純平、行こう!」
目の前で俺の手を引いて走る馬鹿女が、こっちに向かって叫ぶ。
日曜日の午後、日が強い日。
何故か俺……と、美咲はコンクリートの上を息を切らせながら走っていた。
素早い動きを見せる美咲の背中を睨み付け、叫び返す。
「主語が無いんだけど!?」
「純平、徹んチに行こう!!」
「はぁぁぁ!? 今から!?」
なぜこんなことになっているのか──。
時は徹がリンチにあった翌日まで遡る。
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