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頭を冷やした方がいいらしいアタシは、トボトボと帰宅。
ボソッと呟くただいまにも、反応は一切ない。
少し冷え冷えとした空気と、それとは対照的にポカポカという擬音がピッタリな太陽。
そう、そういえば今はまだ春だった。
いや……初夏なのかなぁ……?
嗚呼、こんなちょっとした疑問にも、真剣に答えてくれる人がいたらいいのに。
やっぱり独りぽっちは寂しい。
『じゃあ、俺と仲良くすればいいだろ!』
やっぱり、じっとなんてしてらんないよ。
「あーっ、もう!!」
ドスドス足音を立てて廊下を歩く。
皆のバカ、バカ……なんで平気な顔してられんのよ!
なんかアタシに出来ること、ないのかな……ないのかな……
乱暴に自分のノートパソコンを立ち上げる。
『朱桔梗』というワードを打ち込むと、不安になるような情報しか入ってこない。
──その時、携帯が鳴った。
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