アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
9ページ
-
楽しい時間はあっという間に過ぎて、時計を見ると既に23時近くになっていた。
「やば!もうこんな時間。そろそろでないと終電が。」
オレは、慌てて身支度をする。
「ごめん、オレも気にしてあげればよかった。楽しくてつい時間気にするの忘れてた。」
修平さんは申し訳なさそうにそう謝ってくれたが、それと同時にさらっと嬉しい一言も添えてくれて思わずニヤける。
「オレもすごい楽しかったです。カレーも美味しかったです。でも、すいません、片付けとかできないで。」
「いいよ、気にしないで。お客さんにやらせるわけにいかないし、明日休みだからのんびりやるよ。」
オレは、最後まで優しい修平さんに後ろ髪を引かれながらも玄関へ向かった。
「それじゃ、ご馳走様でした。また、お店にも来てくださいね。」
「うん、これからも通わせてもらいます。良かったらまた遊びに来てよ。」
名残惜しさをぐっと堪えてオレは玄関のドアを開けた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 11