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「いらっしゃいませー」
午後9時閉店間際のスーパーは仕事帰りのサラリーマンやOLさんなど、以外と客足が多い。
みんな仕事帰りに売れ残って割引されてる惣菜などを求めてやってくるのだ。
オレは、このスーパーでバイトしてる大学生。
名前は、白咲 大毅(しろさき だいき)。
俺の仕事は主に品出し中心で、忙しい時にレジ打ちもやる。
この日もいつもの様に売り場の在庫確認と陳列、明日の営業に向けて補充する商品などを確認していた。
売り場の在庫が少ない商品を見つけ、補充するため一度バックヤードに戻る。
その途中、デザートコーナーの前で悩むサラリーマンを見つけた。
(あ、あの人だ。またデザート悩んでる。)
彼はこのスーパーの常連だ。
仕事帰りなのだろう、スーツを着ていつもこの時間帯にうちの店に来ては、ああやってデザートコーナーの前で立ち止まっている。
デザートを見つめる彼の顔は真剣だ。
見た目は20代半ばくらいで、色白で爽やかな顔立ちをしている。
身長はそこまで高くないが、細身にスーツが似合っている。
オレは、そんな彼を横目にバックヤードへ戻った。
(あー。可愛いなー。声かけてみようかな。別に変じゃないよな。いつも来てくれてるし。)
オレはどんな風に声をかけようか考えながら補充する商品を抱えて再び売り場へ向かった。
再びデザートコーナーの前を通る。
案の定まだ彼は悩んでいる。
今日はいつもより長い。
オレは、思い切って声をかけてみた。
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