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とある夜の話2
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手はわざと胸の突起には触れないまま、鎖骨から舌を離す。
銀色の糸がひくのを横目に見つつ、唇をなめる。
「あれー? かいちょー、乳首たってるよお? まだ触れてないのに……変態さんだねえ?」
クスクス笑いながら会長を見上げる。
「俺様をなめ回すだけで完勃ちしてる変態に言われたくねーよ」
切れ長の目をスッと細めて、男の顔に張り付いている髪を払い上げる。
髪で隠れていた泣き黒子が、余計に組引いている男を色っぽくさせる。
優しげな目で自分を見つめたままの男を、先程とは違い、甘さを孕んだテノールで呼ぶ。
「かいちょ」
勢いよく、会長の腕をつかんで押し倒す。
「ふふー。 ほんとかいちょーはおバカさんだなあ。 油断禁物、だよ?」
片手で会長の腕をベッドに押さえつけたまま、男が笑う。
「テメエ……!」
こちらを睨み付ける男の真っ黒い艶やかな髪を、もう片方の手でとく。
「やっぱかいちょーはさ~、下のほーがいーよ?」
ちょー可愛い。
そう、耳元で囁いてから耳の穴に舌を入れてなめ回す。
「くっそ、んなとこばっか舐めんな瀬川」
瀬川と呼ばれた金髪の男は一旦耳から舌を離した後、「別にいーじゃん。 かいちょーココ好きなんでしょ?」と、耳を甘噛みする。
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