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疑問 翔side
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どうして俺を避けるんだ_____
どうして俺を怖がるんだ_____
昨日「守る」と言ったばっかりじゃないか_____
俺はそれが疑問でならなかった。
「俺を避けている理由を教えてくれ…」
俺はちゃんと聞こえるように耳元で言った。
はるは小さく震え、答えようとしない。
俺ははるが話すのを待った。
頼む、何か言ってくれ_____
しばらくした後、はるが口を開いてくれた。
「だって…やっぱり……怖いんだもん……」
はるは泣きながら言った。
「それは…何が怖いの?」
俺は安心させるようにはるの髪を撫でながら聞いた。
「き、昨日は……2人だったから……優しく、してくれたのかな…と思って…」
はるはゆっくり答える。
「うん」
俺も相づちを打つ。
「でも…人前に行ったら…光浦くんも…みんなと一緒に…僕の悪口を言っているんじゃないかって…思って…っ…」
はるの言葉の最後は声も震え、言った後は我慢していた涙が一気に流れていた。
「そう………ん?」
俺は頷いた後、少しおかしい事に気づいた。
俺は悪口なんて一言も言ってないぞ⁉_____
あ、でも_____
俺ははるを見つめる。
はるは何も聞こえてないから_____
はるの目にはそう見えたのかな_____
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