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高嶺の 2
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やっと講義が終わり、寮に戻る。
授業中の菊池はあれほど退屈な講義でも眠らず、ずっとノートを取っていた。
案外真面目なんだな
「あーよく寝たー!!」
「お前寝過ぎだよ」
「今日深夜のコンビニバイトなんだよー、今のうちに寝とかねぇと!」
「…卒業できなくなるぞ」
「…それはヤダ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
夜になり、同室のやつはバイトに出かけた。
俺は、とりあえず課題を済ませる為に机に向かった
気づいた時にはもう夜中の12時。
「やべ。」
今日は俺が洗濯の当番だった。
洗濯をするには一回部屋を出て、指定された場所まで行かなければならない
めんどくせ…
部屋の奴と俺の分の洗濯物を持って部屋を出る。
シンとした廊下を歩いていると、菊池の部屋を見つけた。
部屋でどんなことが繰り広げられてるのやら。
なんて変に考えながら、洗濯機の並ぶ部屋に入った
洗濯を終え、両手に抱えて部屋に戻る。
また菊池の部屋を通った
と、その時!
バンッ!!
勢い良く菊池の部屋のドアが開いた
「どわ、!ビビったぁ」
中から服の乱れた菊池が飛び出してきた
「あ、ぁ…西くん…」
飛び出してきた菊池は俺を見つけるなり、服の裾にしがみつき顔をうずめてくる
声が震えてる
「え?は?何!?」
「あ…っ西くん…西くん…っ」
何だ何だ!?
「助けて…ッ」
小さくそういう菊池。
なんだかよく分からないが、とにかくここから離れたほうが良さそうだ。
俺は、菊池を連れて自分の部屋に向かった
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