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壁
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おはようございます。
年末が近いこの時期、やりがちなリアルな失敗例を若い方々にひとつ提示しておきましょう。
それは…音。
いや、壁?
当時の状況を簡単に説明しますと
ワンルームが繋がった長屋的な女子寮(春夏用)でした。
和泉は20代、遠恋中のカレシさんがはるばる来訪。
久々の再会です。
当然、2人きりの世界にすっかり浸りきって…(以下割愛)
翌々日の夕暮れ時。
お隣のHの部屋から音楽が流れ始めました。
Hは小柄で歌ウマな都会の子でした。ノリノリで掃除でも始めたか?なんて呑気に思って、私は隣の部屋で、夕飯を作り、食べ始めました。
お隣から流れる曲がゆったりとしたバラードになりました。
―ん?
なんだ、この声は!?
私の耳がピンと立ちました
―仔犬?
猫…?
―いや、違う!
獣はア行が発音デキナイはず!!
(>_<")
聞いちゃダメだ!
ダメだ耳を傾けるな!
止めろ、耳を澄ますな!
ダメだ!今、目を閉じるなぁぁあ~っ!!
耐えろオレ!負けるなオレ!!
壁から離れても頭がぐるぐるするぅ(T-T)
そうなのです。
どう考えても、お隣さんはカレシ様と絶賛、発情なう。
Hは同僚です。(中身はメチャメチャ大人でしたが、外見は、身長、バスト、共に非常にアレなタイプでした。)
カレシ様もその御家族も、私よく存じております。
がちょーん
((((;゜Д゜)))
そういや先日私めも…
あの時は、BGMなんて洒落たもんは無かったぞ。
しかも隣室が不在だったかなんて、覚えにナイっ!
がちょーーん
((((;゜Д゜)))
カレシ連れて先輩んち行ったし。(顔バレ。スペックばれ)
車もバレてるから、いつ帰ったかもバレてるし。
がっちょょよー~ん。
((((;゜Д゜)))
もはや夕飯どころではありません。
耳栓して、布団かぶって、気配を殺しつつも、ひたすら寂しさと自責の念に泣く
(ノд<。)゜。えーん!
『目には目を!』
『ヒトの振り見て我が振り直せ』
Hの無言の教えに、魂が揺さぶられたヒトトキでした。
後日。
妻子持ちの男性(奥さんは私の上司)に声を掛けられましたが。
そういう女と見られたのは、自業自得と考えて、キッパリ御断りしました。
皆さんも、2人きりのホットな世界に入る前に、少し考えてみましょう。
『壁に耳あり、障子にメアリー』
以上、マナー講座のお時間でした。
(・◇・)ノ゛
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