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友
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新年早々、重たい問わず語りをひとつ。
こういうの苦手な人は、今すぐ逃げて下さいましよ?
人間関係において、かなりポンコツな自覚のある私ですが
高校の頃は、友達の友達が先輩の知り合いの…みたいな流れで
自分史上最高に、たくさんの人と仲良く出来た時でした。
正に『ルネッサン~ス♪』て感じで愉しかったです。
中でも男友達Mとは、やたらウマが合って、2回も赤点とって、補講も追試も並んで受けた程の仲良しでしたw。
マジで男同士のノリで、どーでもいーアホなことを四六時中話しながら、笑ってた記憶しかないです。
他の人になら、言えないような事も、Mになら話せたというか。
コイツになら何言っても、大丈夫!という根拠の無い安心感が常にありました。
私には一時期、他人と話すことが怖いとか、苦手に感じて、誰とも関わりたくないな…と思った時があったのですが。
何を聞いても深刻ぶらずにいてくれるMのお蔭で、ずいぶん気が楽になって、ちょっと開き直ったというか、かなり前向きになれました。
しかし。
いかに私が『男子ノリの非女子』であろうとも。
当のM自身は、結構普通の(?)男子だったようで…。
いわゆる、告白というやつをされた私は『お先真っ暗』な気分になりました。
いきなり一番の友達が居なくなって、代わりに『取り扱い注意』な男子が現れたわけです。
何がどうしてのトリック!?
一体どうすりゃ委員会?
人生初の事態に遭遇、混乱した私は、とにかく自分の気持ちを『説明』しよう!そして何とか解って貰おう。あわよくば『説得』しよう。なるべくMを傷付けないやり方を考え出そうと、連日、夜中から明け方まで、悩み続けました。
『オレはおまえが思うような人間じゃない』とか。本気で思ってて、漱石の「こころ」を読む現国の授業中に心抉られて、何回泣きかけたことかw。
今思えば、なんともアホというか、失礼な話ですよね。(笑)
それでも、Mは私と離れることはせず、なんと卒業しても、その関係は私が望んだ通り、何年も変わらなかったのでした。
でも。
その関係も、とうとう、Mから終わりを告げられてしまうのです。
そこで初めて、自分とやっと向き合えました。
ずっと甘やかされ、都合が良いように思い込み、目をそらし続けていた。
(「手遅れ」という話の途中までは、私の実体験ですw)
Mに対する恐ろしいまでの執着。
ヤバいくらいの依存。
信じられないようなモンスターが、ソコにいました。
無二の友は去り、言い様の無い暗い荒れ狂う気持ちだけが残りましたが
どうにかこうにか、あの時本音を言ってくれたMのお蔭で、ようやく、少しマシな人間になれたのだと感謝出来るようになりました。(この発想がまたヤバい気がするけどw)
どちらかが死ぬまでに、もう一度、Mと話が出来たらいいなぁ…なんて未練をぶら下げたまま、なに食わぬ顔をして、この先もずっと暮らしていくのだろうと思います。
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